容器・包装PACKAGE

洗びん事業

ヤマトマテリアルには、秋田県湯沢市に一升びんなどのガラスびんを洗う自社工場があります。洗びん・洗函によるリユースを推進、環境負荷軽減を目指すヤマトマテリアルのリユース活動の拠点です。

年間洗びん数約500万本、品質にこだわり、最新鋭の設備で製品の安定性は東北トップクラス。東北エリア、さらには関東エリアまで、回収ネットワークを広げています。

秋田工場動画(SDGsバージョン)

秋田工場動画(ロングバージョン)

リユースびんとは

あきびんを回収後、きれいに洗浄され、再び中身を詰めて商品化されるびんのことです。日本には100年以上も前から、資源を有効に利用するという精神のもと、ガラスびんの循環システムが構築されております。ガラスびんのまま再使用(リユース)されるのでゴミにならず、原料や製造エネルギーの節約にもなり、環境にもっとも優しい容器として注目されています。

洗びん設備と検査について

洗びん機

汚れを落とす機能に優れている浸漬の要素を取り入れた、最新のジェット式洗びん機を導入。昇降式の外洗ノズルにより、確実にびんのラベル剥離を行い、内洗ノズルにはヤマトマテリアル・オリジナルとなるびん底ナーリング専用ノズルを設備しました。これにより洗い残しの無い、安心したびんをお客様に提供しています。

検査

最新のストレート式検査機械を導入。口天面・びん底・びん口側面の欠け・割れ・異物・汚れなどを140万画素の高解像度カメラを使用し、精度の高い検査を行っています。またプロによる2回の目視検査を行い、お客様のご要望に応じて良品を仕分けております。さらなる、検査の向上の為、将来的に胴部のカメラを追加した全面検査機の導入も検討しています。

社員の想い

当時一本一本流れてくるびんを検品する作業員の姿に魅了され、働くことを決めました。洗びんは単純にびんを洗うだけではなく検品がとても重要な仕事です。一つの作業を最後までやり遂げる根気を武器に、業務に責任をもって作業を行っています。令和3年11月19日秋田県SDGsパートナーに認定されました。今まで以上に洗びん・洗函に取組みリユースびんを広く周知していきたいと思います。

入社当時は肉体労働でつらい仕事だと感じていました。毎日作業を続けることで、洗びん機の構造や仕事の内容に興味を持ち、今では機械のメンテナンスやフォークリフトでの作業など幅広い業務を任せられています。洗びんの工程は複数人で行う作業が多く、チームワークがとても重要です。周りに気を配り、事故・怪我の無い様に細心の注意を払い、お客様が安心できる製品をお届けしたいと思っています。

取り扱いガラスびん例

内容物:日本酒、醤油、酢、
ジュース等

180ml から1.8l までの、一部特殊形状びんを除く、ガラスびんの洗浄に対応しています。
当社でご対応が難しい容器や内容物でも、当社以外の洗浄先のご紹介も可能です。是非一度お問い合わせください。

洗びん設備のご提案

当社では洗びん設備のご提案も可能です。現在洗浄ビジネスを行っているお客様、これから始めるお客様、当社では長年培ったノウハウを活かしご提案させて頂きます。

詳しくはこちら

全国びん商連合会

全国びん商連合会は、昭和31年に発足、現在355社(2021年4月現在)が全国びん商連合会に加盟し、北海道から九州まで活動しております。日本では、古くからびんを回収し殺菌洗浄して又使う、こういった一升びんやビールびんに代表されるリターナブルびんの循環システムが確立されております。びん商はリターナブルびんの循環システムを、独自のネットワークと社会活動の中で維持しております。

全国びん商連合会

秋田工場沿革

1965年
昭和40年
6月 秋田県湯沢市字石名塚に湯沢工場(現 秋田工場)を建設
1969年
昭和44年
5月 湯沢工場(現 秋田工場)を秋田県湯沢市小豆田に移転
1971年
昭和46年
9月 拡張増設 1974年(昭和49年)10月 拡張増設
1989年
平成元年
7月 プラスチック射出成型開始
1991年
平成3年
11月 車用芳香剤充填セットアップ開始
1993年
平成5年
10月 湯沢工場(現 秋田工場)を秋田県湯沢市山田に移転
1994年
平成6年
4月 デザートカップ(PS) 成型開始
2005年
平成7年
6月 オリジナル商品1.8リットル手付塩ビブロー容器生産開始(PS) 成型開始
2013年
平成17年
4月 洗びん・洗函事業を主体に再編成
2015年
平成25年
7月 洗びん機更新
2016年
平成27年
6月 秋田工場設立50周年を迎える
2019年
平成28年
9月 びん検査機更新
2021年
令和3年
11月 秋田県SDGsパートナーに認定