ヤマトマテリアルは2024 年4 月より、サンクスラボ(株)が沖縄で推進する環境保全の取り組み「里海珊瑚プロジェクト」に参画し、沖縄地区で新たに障がい者スタッフを1名雇用、珊瑚の養殖に取り組んでいます。
里海珊瑚プロジェクトとは
サンクスラボ(株)が沖縄で推進する環境保全プロジェクト。海水温上昇の影響で深刻な珊瑚の白化現象が進むなか、海洋環境保全を推進する企業や自治体、漁協等が協働し、海洋生態系の重要な役割を担う珊瑚を陸上で育成し海に戻す「里海づくり」を目指す事業です。
環境省が珊瑚の現状に警鐘!珊瑚礁が絶滅の危機!?
珊瑚礁は「海の熱帯林」とも呼ばれ、生き物たちの住処となって豊かな漁場を作ってくれたり、天然の防波堤として高潮や津波の被害を軽減してくれたり、美しい海に存在する観光資源として私たちに癒しや恵みを与えてくれています。珊瑚は共生する褐虫藻の光合成により栄養をもらって生きていますが、海水温度が上昇すると褐虫藻が逃げ出し、珊瑚の白い骨格が透けて見えるようになります。この現象を白化と呼び、白化が続くと珊瑚が死滅すると言われています。現在から気温が1.5°C上昇すると、少なくとも70%の珊瑚が失われる可能性があり、地球や人類にとって極めて深刻な問題となっています。
ソーシャルグッド型障がい者雇用で保全活動に参画
今回参画するプロジェクトは、珊瑚の保全活動を地域の障がい者の就労の場とすることで、地域の雇用を増やすと共に、企業が障がい者雇用を通して保全活動に参画できるソーシャルグッドな仕組みとなっています。
デジタル活用と障がい者の活躍による新しい珊瑚養殖の仕組み
珊瑚養殖に最適な環境を作り出す為、水槽×IOTで水槽環境を見える化、障がい者スタッフの方がデジタルツールを用いて、珊瑚の飼育を行います。サンクスラボが運営するビル施設内で、珊瑚養殖を行う水槽を1台借り受け、水槽の品質管理、水槽の掃除、珊瑚の飼育を障がい者スタッフが担います。養殖した珊瑚は地元ダイバーと連携して海へ植え付けられ、引き続き陸上から珊瑚の成長を観測します。
美しい珊瑚礁がある海を未来に繋いでいくために
当社では、オンライン面談(随時)や沖縄営業所担当による現地訪問を通じて、沖縄スタッフと定期的に交流、今後珊瑚保全への理解を共に深め、「環境保全」「障がい者雇用 」「地域活性化」への貢献、美しい珊瑚礁がある海を未来に繋いでいく為に取り組んでまいります。