真空成型トレイ(ソフトトレイ)

概要

真空成形トレイ(ソフトトレイ)を、半導体・エレクトロニクス分野へ部品トレイ・工業トレイとして納品しております。規格品もあるほか、圧空成形・自動トリミングによるコストダウンや、金型を海外で製作し初期費用を抑えるなど調達費削減に向けて提案を致します。納品前のトレイ洗浄も賜っております。

特徴

収納部品(製品)・用途に合わせて設計から材料選定、試作、量産まで一貫してサポート致します
初期費用が不要な規格品もございます
特許技術「アンダーショック」によりトレイの向きを変えずにトレイ同士の嵌り込みを防ぐ事で
 トレイ中心部の収納部品(製品)へのダメージを防げます

クリーンルーム用にトレイの精密洗浄も実施
真空圧空成形、インライン自動トリミングも可能。
 大ロット製品に対してコストダウンをお約束します

用途・分野

用 途
デバイスや電子部品、モジュール製品の出荷、工程内搬送、保管、プローブカバーなど位置決め方法により自動化への対応も可能
医療関係のディスポータブルトレイ
小売り販売用のブリスターパック

分 野
電子デバイス(各種IC、イメージセンサー、通信デバイス、光デバイスなど)
モジュール製品(パワーデバイス、リチウムイオン電池(LIB)、カメラモジュール、5G通信など)
光学製品(カバーガラス、レンズ、レーザーダイオードなど)
医療(アンプル、医療機器、オペ道具用収納用途など)

真空成型トレイ(ソフトトレイ)とは

トレイの材料となる幅640mmのロール状の樹脂フィルムを加熱しながら金型に真空で吸着をして形作る工法で生産されることから真空成形トレイと言います。
また、材料である樹脂フィルムが柔らかいことからソフトトレイとも呼ばれています。
(他にも部品用トレイや工業用トレイなど用途に応じて様々な呼ばれ方がございます)
金型費用、製品価格が安くデザイン次第では強度も出せる為、卵パックや豆腐の容器にも採用されております。
ヤマトマテリアルでは、主に半導体・エレクトロニクス向けに部品トレイとして制電の樹脂フィルムを使用し、お客様の製品や用途に合わせ材料、デザインを提案させて頂き、安全に輸送をするお手伝いをさせて頂きます。

メリット

射出成型と比べて金型費用が安価
小ロットから大量生産まで対応が可能
1型で多数個取りが可能な為、製品コストが安く短納期で対応が可能

デメリット

材料がシートの為、引き伸ばされ厚みの管理が難しい
表裏が同一形状になってしまう
射出成型と比べて寸法精度や強度が出しにくい

真空成形トレイ 規格品リスト

初期費用が不要な規格品も多数 取扱っておりますので御覧下さい。

真空成形トレイの材料

汎用単層シート

多層シート

真空圧空成形・自動トリミング

真空圧空成形は真空成形に比べて、生産スピードが早いためトレイのコストダウンが可能です。
弊社では真空圧空成形機の生産ラインを導入しております。
また、トレイは通常ですと成形後に余分な成形しろを人の手を加えて除去しておりますが、ヤマトマテリアルでは、インラインで自動トリミング(自動パンチャー抜き)も導入しており省人化が可能です。
大ロットのトレイには、真空圧空成形や自動トリミングを提案させて頂き、コストダウンに貢献を致します。
御検討の内容(目的・トレイ形状・数量規模など)によっては、射出成型(インジェクション成型)も提案させて頂きます。
関連商品のインジェクショントレイにつきましてもぜひ御覧下さい。

Q&A よくあるご質問

Q.最小何枚から製作が可能ですか?
A.少量対応としてケミカルウッド等の試作型を利用して1枚からでも製作は可能です。
量産用は100枚以上でお願いをしております。
Q.納期はどの程度かかりますか?
A.図面1週間、試作金型1週間、量産金型3週間程度で製作可能です。
Q.製作するにあたりどのような情報が必要ですか?
A.対象製品の図面、環境(温度・湿度)、要求事項(接触不可エリア、低発塵、リードの保護 等)が必要になります。
Q.トレイ用の梱包材の依頼可能ですか?
A.可能です。
アルミ防湿袋、結束バンド、シリカゲル、インジゲーターから出荷用ダンボールやダンプラを使用した通い箱、緩衝材等一括提案可能です。
Q.環境資料(SDS・ICP)はありますか?
A.ございます。
海外向け商品には該非判定書等の発行も可能です。)
Q.打合せは可能ですか?
A.可能です。
東日本は本社(東京)、中京、関西、四国、中国地区は大阪支店、九州地区は九州営業所(福岡)からお伺いさせて頂きます。
その他、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。