大電流・狭ピッチ検査治具

概要

検査治具用のピンにタングステン等のワイヤープローブを用いた検査治具で、車載電子部品(IGBT、MOSFET、ダイオード)、パワーデバイス チップ(Si、SiC 、GaN)等の大電流検査やプローブカード検査、4端子(ケルビン)測定等に最適です。
最小ピッチ40μmでワイヤープローブを並べることが可能。

特徴

・検査治具用のピンにタングステン等のワイヤープローブを用いたコンタクトプローブ治具
・挟ピッチ コンタクトプローブは最小ピッチ40μmを実現
・多ピン設定も可能な為、接触抵抗の分散ができ、信頼性も向上
 コンタクトプローブ治具の実績
 弊社実績:パワーデバイスチップ検査用3000 pin
      プローブカード検査用10,000 pin
・パワーデバイスのチップ検査などの大電流にも対応可能
 弊社実績:3,000A (Pulsed)
      1,000A (DC)
      5,000V
・シンプルな構造で耐久性、コンタクトプローブのメンテナンス性も向上
・測定チップの加温(ヒーター)や冷却(ペルチェ)機構の提案も可能です

用途・分野

用 途
コンタクトプローブ治具
・IGBT検査、MOSFET検査、Diode検査など大電流検査
・4端子(ケルビン)測定
・多数DUT同時測定やウエハの一括測定も可能
・パワーデバイスの耐熱試験(Max 300℃)
・プリント基板のオープン/ショートの検査用
・HAST試験

分 野
・車載電子部品(IGBT,ダイオード,FRD,MOSFET)
・Si,SiC,GaN,酸化ガリウム等のパワー半導体検査
・サブストレート、プリント基板の導通検査

ワイヤープローブとは

ワイヤープローブはタングステンなどの極細線に特殊メッキ及び絶縁コーティングを施したもので、ワイヤーが縦方向に押されるときに発生する「たわみ」をコンタクト加重に利用しています。ワイヤープローブの太さは110μmから22μmまであり、プローブ本体はもちろん、各種検査のヘッドに用いた場合でも構造がシンプルなため、コンタクトプローブピンの耐久性、プローブ治具のメンテナンス性に非常に優れています。

垂直ワイヤープローブの構造

基本構造は、性能、精度、耐久性、メンテナンス性、コストパフォーマンスを極限まで追求したシンプル構造です。
作業者もその場で簡単にコンタクトプローブピンの交換も可能。
また、電極配線の先にはコネクタ接続処理等を行って出荷致しますので、あらゆるテスターや検査装置へ接続する事ができます。

ワイヤープローブの仕様一覧

タングステンワイヤープローブのサイズ

タングステンワイヤープローブのスペック表

ワイヤープローブの先端一覧

タングステンワイヤープローブの先端形状

各サイズのコンタクトプローブにはそれぞれ、半円形状、ニードル形状、フラット形状の3種類のプローブ先端形状があります。
被検査物の特性・形状や、検査用途によって選択することが出来ます。

Q&A よくあるご質問

Q.最小何個から製作が可能ですか?
A.カスタム製作となりますので、1個からでも対応可能です。
Q.製作するにあたりどのような情報が必要ですか?
A.対象製品の図面、接触可能領域、使用環境(温度・湿度)、仕様(電圧、電流)、数量等を教えて下さい。
Q.>ワイヤープローブの交換は可能ですか?
A.交換可能です。
また、送付頂けましたら、こちらでピン交換対応も可能です。
Q.ワイヤープローブの材質はタングステン以外にありますか?
A.ございます。
イリジウム、パラジウム合金、レニタン、貴金属合金がございます
Q.マニュアル(手動)のプレス機も取扱いありますか?
A.ございます。
弊社仕様のものがあり、垂直プローブ治具を組み込んでの納品も可能です。
Q.環境資料(SDS・ICP)はありますか?
A.海外向け商品には該非判定書等の発行も可能です。
Q.打合せは可能ですか?
A.可能です。
東日本は本社(東京)、中京、関西、四国、中国地区は大阪支店、九州地区は九州営業所(福岡)から
お伺いさせて頂きます。す

その他、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。