薄膜応力測定装置 FLXシリーズ

概要

・レーザーでスピーディーかつ非接触でウエハなど測定対象の応力や反りを測定
・-65°Cから500°Cまでの温度環境で測定が可能
・WindowsのOSを用いたソフトウエアで簡単操作
・3インチウエハサイズ(70mm□)から300mmサポートガラス付ウエハサイズまで対応

薄膜応力測定装置 FLXシリーズとは

薄膜応力測定装置とはウエハや基板などにかかる応力や反りを数値化する装置です。
ウエハなどの基材に膜付けをすると、基材と薄膜との物理定数が異なるため応力が生じ基材が変形します。
均一に膜付けされた薄膜によるこの変形は、基材に対しては「反り」として現れます。
他にも、ウエハにバックグラインド処理をする際にも応力により変形・反りが生じてしまいます。
薄膜応力測定装置FLXシリーズは、これらの反りの変化量からストレスを測定することができ、
ウエハ製造の管理を容易にしたり、加工条件を出すために用いられます。

ヤマトマテリアルでは、随時 デモも承っておりますのでお申し付け下さい。

用途・分野

用 途
半導体ウエハ(Si、SiC、GaN、ガラスウエハなど)の応力と反りの測定
基板や透明ガラスの応力と反りの測定

分 野
民生用半導体(Si、セラミック)
車載用化合物半導体(Si、SiC、GaN、酸化ガリウム)
光学製品(イメージセンサー用カバーガラス、サファイア基板)

薄膜応力測定装置 FLXシリーズの特徴

レーザーを用いるため非接触かつスピーディにウエハなど測定対象の応力や反りを測定します。
WindowsのOSを用いたソフトウエアで簡単操作。
3インチウエハから300mmウエハまで測定可能。

最大の特徴は以下の4点になります。

1.温度測定対応
  昇温・降温機能により-65℃から500℃までの温度設定が可能
   プロセス環境下での応力・反りを分析することができます

2.2つの波長を搭載
  測定に使用するレーザー波長は670nmと 780nmの2つ
   この2つの波長によりほとんどの基材と薄膜を測定可能

3.非接触・高速測定
  レーザースキャンで薄膜に物理的接触がなく高速で測定が可能

4.簡単な操作
  WindowsのOSを用いたソフトウエアで簡単操作
   豊富な基材の材料データーベースを内臓・測定データを自動で保存など

スペック表

測定範囲 FLX-2320-S:1~4,000M㎩
FLX-2320-R:1~4,000M㎩
FLX-3300-T:1~3,500M㎩
FLX-3300-R:1~3,500M㎩
温度範囲 FLX-2320-S:室温~500℃(オプション対応-65℃~)
FLX-2320-R:室温
FLX-3300-T:室温~500℃(オプション対応-65℃~)
FLX-3300-R:室温

Q&A よくあるご質問

Q.装置のデモは可能ですか?
A.デモ機がございますので対応可能です。
Q.検討にはどのような情報が必要ですか?
A.ウエハのサイズ、材質、成膜の構成。
Q.納期はどの程度かかりますか?
A.4〜5ヶ月程度かかります。
(コロナ影響による部材入手状況等により変動致します)
Q.オプションやカスタム対応は可能ですか?
A.口径調整のオプション治具やステージカスタムも対応可能です。 是非、関連商材をご確認下さい。。
Q.デモの相談や打合せは可能ですか?
A.東日本は本社(東京)、中京、関西、四国、中国地区は大阪支店、九州地区は九州営業所(福岡)からお伺いさせて頂きます。
その他、ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。